キャラにぴったりな翻訳について

皆さまこんにちは。Kです。

先日、某バラエティ番組で、日本語の一人称は
世界でもトップクラスに多いという話をしていました。

確かにちょっと考えただけでも

「わたし」「わたくし」「おれ」「僕」「あたし」「わし」…

その他にも
「おいどん」とか「朕」とか入れたら

ものすごい数の一人称がありますよね。

それに「俺」と漢字で書くか「オレ」とカタカナで書くかでも

イメージが変わってくるかと思います。

一方、韓国語の場合、かしこまった言い方の

「私」と、砕けた間柄で話す時に使う「私」の2種類がありますが
性別やその人の立場やキャラクター、年代によって一人称が変わる
ということはまずありません。

英語の「I」も近いものがありますね。

だから例えば、ハンゲームにて絶賛サービス中の

オンラインゲーム『ドラゴンネスト』に出てくる

この人も

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この人も

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そしてこの人も…

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元々、韓国語では同じ「私」と言っていたわけです。

でも、全部同じにしちゃうとなんか…
味気ない…キャラがつかめない…血が通わない…ですよね?

ということで我がチームでは

ストーリーやキャラクター設定、キャラクターの特性など

様々な要素を考慮して、そのキャラを活かせる

最適な一人称を選んで翻訳しております。

そんなの当たり前でしょ!…と思いました!?

しかし!キャラクターやストーリーについての

十分な打ち合わせができない場合や、複数の翻訳者が

分担して翻訳を行う場合、 その「当たり前」ができなくなるのです!

ひどい場合には、こっちの場面では「俺」あっちの場面では「私」と

言っているなど、キャラ崩壊が起きてしまったり…。

社内に翻訳スタッフが常駐している弊社では

そのキャラに適したローカライズができることを強みとしております。

ではでは、またお目にかかりましょう!

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