日本にはない擬音

皆様こんにちは、まくわうりです。

韓国の漫画を翻訳していて困るのが、日本語にはない擬音が出てきた時です。

日本語にも様々な擬音が存在しますが、実は韓国は世界で最も擬音の多い国だということを、
皆さんはご存知だったでしょうか?

国立国語研究所(http://www.ninjal.ac.jp)によると、

世界の言語の中で最も擬音語・擬態語が多いのは韓国語で、

その数約8000!小型の辞書でも2000~3000語は紹介されているレベルなんだそうです!

日本語の場合は約1500ほどらしいです。すごい差ですよね…

最近は色んな言葉も生まれているので、現在はどれほどの言葉があるのかは分かりませんが、少なくとも日本語よりは多そうですね。

そこで、今回は日本にはない擬音を1つ紹介したいと思います!

それがコチラ…

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comico「HU・NIMAL」 102話より

「어둑어둑」…?

どういう状況か分かりますでしょうか…?

別の漫画からもう一個…

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comico「ふつうになりたい」 4話より

夕方の…擬音?

実はこの擬音、薄暗くなっていく状況を表している擬音なんです!

一応元となる単語は「어둑하다(薄暗い)」で、最後の二文字をなくして

擬音として使用しているといった感じでしょうか。

直訳するとしたら…「暗い…暗い…」…

なんか怖い・・!

薄暗くなっていく様を表す日本語ってなかなか思いつかないですよね。

なので、この擬音には手こずりました。

状況によっては、特に翻訳をしないでも成り立つシーンではあるので

削除する場合もあります。

ただ、雰囲気を作るために擬音を意訳することも。

例えば…

上記のコマの場合は「カァーカァー」のように、

夕暮れ時のカラスの鳴き声を入れてあげると

感覚的に夕方頃なんだなぁという雰囲気が出てきます。

また、「プップー」といったような車のクラクション音を入れてあげると

会社帰りで道が混んでいる時間なのかもしれないと思ってもらえる

かもしれないですね。

漫画翻訳で重要なのは、原作の良さをいかに自然に

表現するかなので、擬音一つとっても実に奥が深いです!

作者の思いをしっかりと読者に伝えられるような翻訳を

これからも心がけていこうと思います!

ではでは、ご参考までに。

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