超便利!引きこもりの強い味方、韓国の宅配文化について!
皆さまこんにちは、Kです。
今日は韓国の宅配文化について、韓国滞在時代の思い出とともに
ご紹介したいと思います。
あれは仕事で数ヶ月間韓国に滞在していた時のこと…。
その日は休日だったのですが、何もする気になれず家でだらだらしていました。
しかし、何もしなくてもお腹は減るものです。
「そうだ!ペダルしよう!」
何か食べに出かけるのが面倒だった私は、以前から話に聞いていた
「배달(ペダル)=配達」
つまり食事の宅配に挑戦しようと思い立ったのです。
ご存じの方も多いと思いますが、韓国は食事の宅配文化がとても発達しています。
日本にもあるピザはもちろんのこと、韓国人溺愛フードのフライドチキンや
チャジャンミョン、その他定食など…なんでもどこでも、家はもちろん職場やホテル
果ては公園まで、ホントにどこでも配達してくれるのです。
私は韓国料理の中でもとりわけ大好きな韓国のお味噌汁
「된장찌개(テンジャンチゲ)」の宅配を頼もうとおもむろに電話しました。
-여보세요? 여기 된장찌개 하나요~
-네,알겠습니다. 어디로 배달 드릴까요?
-여기 주소가요・・・・
-もしもし?テンジャンチゲひとつお願いします
-はい、分かりました。どこにお届けしますか?
-住所は・・・・
(会話はイメージです)
…電話を切ってからふと不安になりました。
日本だと、注文は2000円以上からとか、
それ以下は手数料がかかるとかあるけど何も言われなかったな…。
テンジャンチゲ一個のために아저씨(アジョッシ=おじさん)がバイクで来るのか…
なんか申し訳ないな…。
そもそもちゃんと注文できたのかな…。
テンジャンチゲ定食6000ウォンか…チップとかいるのかな…
でもまさかテンジャンチゲ一つで20000ウォンとか取られないよな…
ああもうこんなことならペダルなんてしなければ…(ぶつぶつ)。
ぴんぽ~ん!
あれ?電話してからまだ10分も経ってないけど…。
(恐る恐るドアを開ける…)
うわっ!いたーっ!!
宅配のアジョッシが熱々のチゲ持って立ってる!!
そう!電話してから、ものの7分ぐらいで熱々のテンジャンチゲが
部屋に届けられたのです!
宅配屋さんの食堂は一体、どうなってるんでしょうね?
電話を受けてチゲを作ってバイクに乗って…もちろん韓国なので副菜のおかずも
数種類付いてます。もう凄いとしか言いようがありません。
チップだの手数料だの要求されることもなく、仕事を終えたアジョッシは
迅速に帰っていきました。
これで味をしめた私は、滞在中に何度となく宅配を利用したのでした。
<後日譚>
この話を韓国の人に話すとちょっと真顔になり…
「いやあ、確かに宅配は便利だけどさ、キミ部屋に一人だったんだろう?
女の子が一人の時に宅配は危ないよ…。宅配のアジョッシにも色んな人がいるからさ」
と言われ少しゾッとしたのでした。
別の女の子に聞くと、一人の時はまず宅配を頼まない。
頼むとしても誰か男の人がいるような雰囲気を演出する…そうです。
宅配をご利用の際はあくまで自己責任で…m(_ _)m
しかしこれは韓国に限らないことかもと思ったり…??
どの国でも治安に十分気を付けながら色々な文化を楽しみたいものです。
↑「それでも蝶は舞う」12話より
ペダルアジョッシに変身したシムさん。
この勢いなら速いのも頷けます。
ではでは、またお会いしましょう~!