【韓国語】ディスりと褒めは紙一重!?

2018年3月28日

皆さまこんにちは、Kです。

今日は「양반(ヤンバン)」についてご紹介します。

양반(ヤンバン):高麗、李氏朝鮮王朝時代の官僚機構・支配機構を担った身分階級のこと。

つまり、昔の韓国の貴族階級です。

ですが、今でも日常的にこの言葉がかなり使われています。

元の意味に近い使い方として

그 사람 진짜 양반이네.

あの人は本当にジェントルマンだわぁ。

という風にも言いますが例えば…

1.妻が夫のことを指して

양반은 지금 시간이 몇신데 집에 올 생각을 안하네…

あの人(うちの旦那)ったら、もうこんな時間なのにまだ帰って来ないわ…

2.比較的年配の男性同士の会話で…

아니 이 양반이… 지금 뭔소릴 하는거야!?

なっ…お前…何てこと言うんだ!?

3.話題に上っている男性に対して

참 답답한 양반이네!

または

이런 답답한 양반을 봤나

ほんっとに困った人だねぇ!

4.相手の夫に対して

그 집 양반이 참 답답하시네

困った旦那さんだね!

といった感じにも使います。

それからちょっと方向が変わりますが…

5.状況が良い、まだマシだ

という意味でも使います。

例えば、ソウルで運転するのが大変だと不満を言う友人に

서울운전은 그나마 양반이지..

부산에 가봐. 지옥을 맛볼 수 있을거다.

ソウルの運転はまだマシな方だぜ…

釜山に行ってみろ。地獄を味わえるぞ?

といった具合ですね。

ただし、使い方によっては偉そうだと思われたり、失礼になったりする場合も!

なので、基本的には使わずに聞いた時に「あ~、あれね」くらいに

思っていればいいでしょう。

日本語でも「お前」とか「貴様」は元々高貴な人を指す丁寧な言葉でしたが、

今はあまり良い使い方はされないですよね。

それと同じだと考えればちょっと分かりやすいかなと思います。

ではでは、またお会いしましょう~!