【韓国語】ディスりと褒めは紙一重!?
皆さまこんにちは、Kです。
今日は「양반(ヤンバン)」についてご紹介します。
양반(ヤンバン):高麗、李氏朝鮮王朝時代の官僚機構・支配機構を担った身分階級のこと。
つまり、昔の韓国の貴族階級です。
ですが、今でも日常的にこの言葉がかなり使われています。
元の意味に近い使い方として
그 사람 진짜 양반이네.
あの人は本当にジェントルマンだわぁ。
という風にも言いますが例えば…
1.妻が夫のことを指して
이 양반은 지금 시간이 몇신데 집에 올 생각을 안하네…
あの人(うちの旦那)ったら、もうこんな時間なのにまだ帰って来ないわ…
2.比較的年配の男性同士の会話で…
아니 이 양반이… 지금 뭔소릴 하는거야!?
なっ…お前…何てこと言うんだ!?
3.話題に上っている男性に対して
참 답답한 양반이네!
または
이런 답답한 양반을 봤나
ほんっとに困った人だねぇ!
4.相手の夫に対して
그 집 양반이 참 답답하시네
困った旦那さんだね!
といった感じにも使います。
それからちょっと方向が変わりますが…
5.状況が良い、まだマシだ
という意味でも使います。
例えば、ソウルで運転するのが大変だと不満を言う友人に
서울운전은 그나마 양반이지..
부산에 가봐. 지옥을 맛볼 수 있을거다.
ソウルの運転はまだマシな方だぜ…
釜山に行ってみろ。地獄を味わえるぞ?
といった具合ですね。
ただし、使い方によっては偉そうだと思われたり、失礼になったりする場合も!
なので、基本的には使わずに聞いた時に「あ~、あれね」くらいに
思っていればいいでしょう。
日本語でも「お前」とか「貴様」は元々高貴な人を指す丁寧な言葉でしたが、
今はあまり良い使い方はされないですよね。
それと同じだと考えればちょっと分かりやすいかなと思います。
ではでは、またお会いしましょう~!